Insta360 Ace Pro2からLog撮影ができるようになりました。
Log撮影が何なのかわからない人もいるのではないでしょうか?
Log撮影は撮影したあとに色を調整できる撮影手法です。
色調整することをカラーグレーディングと呼びますが、Log撮影しておくとカラーグレーディングによって映像のイメージを大きく変えることができます。
また、Insta360 Ace Proではライカカラープロファイルと呼ばれるライカ監修の色設定も可能です。
今回はLog撮影と色調整について解説していきます。
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Log撮影ってなに?
難しい解説を省いて簡単に書くと、Log撮影とは「通常の撮影より情報を多く残せる撮影方法」です。
後工程で色の調整をするために撮影時に情報を多く残した撮影方法になります。
写真を撮る人ならRAWをイメージすると近いです。
動画にもRAWはあるのですが、あまりにデータが重くなり実用的ではないので、Logで撮るのが一般的です。
普通の一眼レフカメラでもLog撮影が出来る機種は限られていますし、Insta360でLog撮影が出来るのはこのカメラだけです。
アクションカメラでLog撮影出来るのは色補正したい人にとっては大きなメリットになります。
Log撮影するとどんなよいことがあるの?
明るいところと暗いところの情報も比較的残るので、白飛びや黒つぶれを避けることができます。
また、自分の仕上がりイメージに色を近づけることができます。
プロの現場では必ず行われる作業ですし、映像作品を細かく作り込みたいひとには必須ですね。
SNSなどに映像をアップするにしても自分の好きな色に近づけてかっこよく仕上げられると嬉しいですよね!
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カラーグレーディングとは?
Log撮影で撮ると自分の好きな色に仕上げることが可能になります。
この作業をカラーグレーディングと呼びます。

厳密に言うと色補正とカラーグレーディングは違います。
・色補正…ニュートラルな色に調整すること
・カラーグレーディング…自分の意図する色に調整すること
まず色補正をして、その後カラーグレーディングをおこなうという順番になります。
LUT(ルックアップテーブル)とは
自分でカラーグレーディングする自信がなくてもLUTと呼ばれるものがあります。
LUTは「ルックアップテーブル」の略です。
簡単に書くとLUTは色情報を持ったプリセットのようなもので、LUTを当てるだけで良い感じの色になります。
カラーグレーディングは奥が深く最初のうちはなかなか思い通りの色にならないので、LUTの使用をおすすめします。
LUTは無料でもネット上に沢山配布されているので、無料のものではじめてみましょう!
【Insta360 Ace Pro2】ライカカラープロファイルとは?
Insta360 Ace Pro2ではライカカラープロファイルという色設定を使うこともできます。
この設定はLog撮影しなくても通常の動画撮影で使用できます。
「Leica Natural」と「Leica Vivid」の2パターンが準備されています。
Leica Natural…彩度が低めでコントラストが高めのナチュラルな仕上がり
Leica Vivid…彩度が高め
ライカ社との共同開発のカメラなので、ライカの特徴的な美しい色がシミュレーションされています。
選ぶだけで「ライカっぽい色」が再現出来るのはポイント高いですね!
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まとめ
今回はInsta360 Ace Pro2のLog撮影と色調整について解説しました。
・Log撮影とは情報を多く残して撮影する手法
・Log撮影すると後工程で自分好みに色調整出来る
・カラーグレーディングとは色調整すること
・LUTとは色調整のプリセットのようなもの
・Ace Pro2にはライカカラープロファイルというライカ風の色にしてくれるモードがある
