Insta360の360度カメラX4。
360度カメラやアクションカメラにはつきものの発熱問題が気になっている人も多いのではないでしょうか?
Insta360 X4はさまざまな発熱問題対策がされています。
一番心配なのは故障することだと思いますが、Insta360 X4は熱を持ちすぎると自動的に停止します。
熱停止してくれることにより熱暴走での故障やデータの消失を防ぐことができます。
古い機種と比べるとカメラの性能も上がり、熱停止自体も起きにくくなっているようです。
この記事では以下のようなことがわかります。
・熱暴走や熱停止ってなに?
・どのくらいで熱停止が起きてしまうのか
・Insta360 X4の熱問題対応用の機能
・自分で出来る熱問題対策や注意点
・熱対策用のサーモグリップカバーについて

熱暴走と熱停止の違い
熱暴走と熱停止は違うのでしょうか?
一般的には以下のような言葉の使い分けをします。
・熱暴走…発熱によりカメラが制御できなくなる状態。
・熱停止…熱暴走を防ぐために自動的にシャットダウンすること。
Insta360 X4の熱暴走対策
X4は本体が高温になると熱暴走防止のために熱停止する仕組みになっています。
この熱停止はカメラを故障させないための機能ですので心配しなくても大丈夫です。
また、データも30分おきに保存されるので、撮影データが全て消えるわけではありません。

色々な対策がされていてとても助かりますね。
最近の機種は熱にも強くなり滅多なことでは熱停止は起こりません。
ただし、熱停止が起こるほどの発熱は本体やバッテリーの寿命に影響を与えるので極力防ぎましょう。
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どのくらいで熱停止する?
一番解像度の高い8K30fpsで18度程度の室内で試してみました。
1時間5分程度で熱停止して、以下の表示になりました。

ネットを調べると20度の室温で45分程度という検証結果もあるようです。
おおよその参考にはなるのではないでしょうか?
熱停止の時点では本体もかなり熱くなっていました。
真夏の炎天下や車の中などで使用するとさらに短い時間でシャットダウンする可能性が高いです。
5.4Kで撮影したり、もっと涼しい環境だとバッテリーが切れるまで撮影できるようです。
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自分で出来る発熱問題対策と注意点
めったに熱停止しないとはいえ、熱停止するくらいカメラが熱くなる状態は故障につながる恐れがあります。
対応策はないのでしょうか?
不必要に高い解像度で撮影しない
8Kで360度映像を撮影できるのがX4の特徴ですが、5.4Kでも十分に高解像度です。
使用用途を考慮して、8K画質が必要ないのであれば5.4Kに切り替えましょう。
こまめに電源のオンオフを行う
単純ではありますが、一番確実に高熱化を防げます。
どうしても撮りっぱなしにしないといけない場合でなければこまめに電源を切りましょう。
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風通しの良い場所で使用
何を撮りたいかによってしまいますが、なるべく風通しのよいところで撮影しましょう。
密閉された空間だと温度が上がってしまいます。
小型のファンなどで風を当ててあげることができるとさらに効果的です!
バッテリーのこまめな交換
カメラの温度が上がってしまう原因はバッテリーの高熱化です。
予備のバッテリーと交換することで熱停止をかなり抑えることができます。
バッテリーやカメラの寿命を伸ばすことにもなるので予備バッテリーは是非準備しておきたいところです。
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サーモグリップカバーで温度を下げられる
Insta360 X4にはサーモグリップカバーというアクセサリーがあります。
特殊素材で出来たカバーで表面温度を下げてくれます。

また、直接カメラを握らないので手が熱くなるのも軽減してくれます。
無風状態でカメラを固定して使うことを推奨されています。
残念ながらアクションカメラとしての使用には適していないですが、固定して使う場合には非常に役に立つアクセサリーです。
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まとめ
今回はInsta360 X4の発熱問題について解説しました。
・X4は熱を持ちすぎると熱暴走を防ぐためにシャットダウン(熱停止)する
・熱停止の目安は8K30fpsで45分程度
・解像度を落としたり、撮影環境を変えることで熱停止を防げる
・Insta360公式アクセサリーのサーモグリップカバーは熱を持ちすぎるのを防ぐ